小学生が計算力を上げるために必要な8つのこと

算数 数学

別の記事でも書きましたが、我が家のお姉ちゃんは、計算力を向上させることで苦手だった算数や数学を得意科目にすることができました。計算について、もう少し詳しい勉強方法をご紹介したいと思います。

かなりレベルが低いので、算数が得意なお子さんには参考にならないかと思います。我が家のお姉ちゃんのような算数が苦手なお子さん用です。

自分のレベルを知る

一番大切なことは、お姉ちゃんのレベルを知ることでした。○年生だからと問題集を選ぶのではなく、まずはこちらの問題集でレベルチェックをしてみました。

一桁の足し算、その逆の引き算を暗記する

足し算引き算の概念や、繰り上がり繰り下がりの概念を知ることはとても重要でその練習も必要です。しかし同時に、一桁の足し算引き算を暗記した方が、計算のスピードは格段に上がります。

お姉ちゃんは、1+1から9+9 までの足し算カードと、2-1から18-9までの引き算カードを厚手の紙で作成して使用しました。

足し算(81枚)、引き算(81枚)それぞれを90秒で言えるまで毎日練習しました。全て言えるようになった頃には、九九のように全て暗記していました。

九九を完璧にする

九九は2年生で暗記します。暗記していても、ランダムに出題される紙の問題になると間違える場合もあります。お姉ちゃんは、まずは、九九のドリルがスラスラ解けるかどうか確認しました。

段階を踏んで、各ステップ(学年ごとの単元)を完璧にしていく

計算は、学年ごとに勉強する内容が決まっています(以下「学年別必要な計算力」参照)この通りにしっかり理解して進めていくと、計算力は確実にアップしていきました。使用したドリルは “8. 毎日休まず計算を続ける” でご紹介しています。

学年別必要な計算力

【1年生でやること】

  • 足し算
  • 引き算
  • 繰り上がりの足し算
  • 繰り下がりの引き算

【2年生でやること】

  • 二桁の足し算(筆算)
  • 二桁の引き算(筆算)
  • 掛け算(九九の暗記)

【3年生でやること】

  • 割り算(基礎)
  • 割り算(あまりが出る割り算)
  • 3桁以上の足し算、引き算
  • 掛け算(筆算)

【4年生でやること】

  • 割り算(筆算)
  • 小数の足し算、引き算
  • 計算の順序(掛け算、割り算をはじめに計算)
  • 分数の足し算、引き算
  • 小数x整数、小数÷整数
  • 計算の工夫

【5年生でやること】

  • 小数の掛け算
  • 小数の割り算
  • 最大公約数
  • 最小公倍数
  • 分数の足し算、引き算

【6年生でやること】

  • 分数と整数の掛け算、割り算
  • 分数の掛け算、割り算
  • 計算の工夫(分数、整数、小数)

平方数、立方数を暗記する 分数⇄小数を暗記する

上記に加えて、中学受験をする場合には、円周率(3.14)を掛けた数も暗記すると、計算力が大幅にアップします。

  • 平方数/立方数はこのサイトから一覧を印刷しました。(円周率ものっています)
  • 小数はこのサイトから一覧を印刷しました。

2部印刷して、1つはクリアホルダーに挟んで、勉強の前に一緒に復唱する用にしました。もう1つはトイレに貼って、覚えるために利用しました。

私の方が先に覚えてしまったので、1日のうちに何度か「0.125を分数にすると?」のような感じでクイズを出していました。

百ます計算を毎日 やる

百ます計算、コツコツと続けるととても効果があるのですが、お姉ちゃんにとっては

「とにかく地味でつまらない」

という難点がありました。そこで、最初のうちは、「今日は5分で」のように時間を決めてその時間内にどこまで終わるか?というゲーム感覚でやるようにしました。

どんどん時間を短くしていき、慣れてきた頃にはつまらないと思うこともなく、ささっと終わるようになりました。小学生の間は毎日続けました。

 

計算の工夫を知る

とても簡単な例ですが、

12 x 13 + 12 x 17=?

という問題があったときに、

12 x (13 + 17) =12 x (30) = 360

という考え方ができる子と、最初から計算を進めていく子では計算のスピードが違ってきます。それぞれの学年で、それぞれ計算の工夫が必要な問題が出てきます。お姉ちゃんはこの問題集を使って勉強しました。

中学入試出る順過去問計算過去問合格への920問

中学入試分野別集中レッスン算数計算

毎日計算問題を続ける

お姉ちゃんは、自分のレベルに合った問題を毎日コツコツ続けることによって、計算力が飛躍的に向上しました。

以下は我が家で使用したドリルです。お家で親御さんが見てあげることで、公文に通わなくても計算力を上げることができます。基礎を身につけたら、次は応用に取り組むようにして、コツコツと継続していくと必ず計算力は向上していきます。

【基礎固め用】

公文計算ドリル 1年生
公文計算ドリル 2年生
公文計算ドリル 3年生
公文計算ドリル 4年生
公文計算ドリル 5年生
公文計算ドリル 6年生

【基礎が終わったら】
【計算の教え方】(どうやって教えてあげたらいいかわからない時に)

さいごに

1週間、1ヶ月で結果を求めることをやめて、1年後に計算力が向上していることを目標に取り組んだ結果、お姉ちゃんは高い計算力を身につけることができました。

計算は、地味でつまらないことも多いかもしれませんが、コツコツと取り組むことで、誰でも結果を出せる勉強だと思います。お姉ちゃんは、計算力が身につくと同時に、算数の成績も向上していきました。

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